おねしょ(夜尿症)
「もう小学生なのに、まだおねしょが続いていて心配」
「本人は気にしていないけれど、いつまで様子を見ていいの?」
「叱ってはいけないと分かっていても、ついイライラしてしまう…」
こうしたお悩みを持つご家庭はとても多く、7歳のお子さんの約10人に1人は夜尿が続いているというデータもあります。
はまかぜ小児科みなとみらいでは、夜尿症の原因を丁寧に見極め、お子さんとご家族に合った治療やサポートをご提案しています。
「うちの子だけ?」と悩む必要はありません。まずはお気軽にご相談ください。
おねしょと夜尿症の違い
● おねしょ(夜尿)・・本来であれば夜間は排尿しない年齢になっても、眠っている間に無意識におしっこが出てしまうことを指します。
● 夜尿症とは
「5歳を過ぎても月1回以上のおねしょが3か月以上続いている状態」を指します。
つまり、5歳未満のおねしょは“自然な発達過程”として考えますが、5歳を過ぎたら治療対象となることもあるということです。
夜尿症の原因
夜尿症の原因はひとつではありません。以下のような要因が関係していると考えられています。
主な原因
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夜間の尿量が多い(抗利尿ホルモンの分泌が少ない)
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膀胱の容量が小さい
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深い眠りで尿意に気づきにくい
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便秘や睡眠時無呼吸など、他の体の問題があることも
加えて、精神的ストレスや生活リズムの乱れも夜尿を悪化させることがあります。
叱ることでかえって不安が強まり、夜尿が増えるという悪循環も見られます。
夜尿症のタイプと特徴
夜尿症は、以下のように分類されることがあります。
| 分類 | 特徴 |
|---|---|
| 単一症性夜尿症 | 夜間のおねしょのみ。昼間の排尿に問題なし |
| 非単一症性夜尿症 | 昼間もおもらしがある、排尿トラブルが見られる |
| 多尿型 | 夜間の尿量が多いタイプ |
| 膀胱型 | 膀胱が小さくて尿をためきれないタイプ |
それぞれのタイプによって、治療や対処の方法も異なりますので、一人ひとりに合った診断と対応が必要です。
夜尿症の治療と対応方法
当院では、まず生活習慣や日中の排尿の様子を丁寧にお聞きし、必要に応じて尿検査などを行った上で治療方針を決めます。
1. 生活習慣の見直し
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寝る前の水分を控える(2時間前から少なめに)
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塩分をとりすぎない
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夕食の時間を早めに(就寝3時間前までに)
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排便を整える(便秘も夜尿の原因になります)
2. 夜尿日誌の記録
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毎朝、おねしょの有無を記録していく
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ご家族と医師で改善の兆しを共有するために役立ちます
3. アラーム療法
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尿を感知するセンサーで起こす方法
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習慣づけにより「夜間の尿意に気づけるようになる」ことを目指します
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継続する根気が必要なため、ご家族の協力が不可欠です
4. 薬物療法(必要に応じて)
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抗利尿ホルモン剤(デスモプレシン)
尿の量を減らすことで夜尿を抑える薬です -
抗コリン薬(膀胱の働きを調整する薬)
膀胱型の夜尿に使われることがあります
※すべてのお子さんに薬が必要なわけではなく、ご家族と相談しながら段階的に治療を進めていきます。
夜尿症についてのよくある質問
Q1. 何歳まで様子を見てもいいですか?
A1. 5歳を過ぎて月に1回以上のおねしょが続くようなら、一度ご相談ください。自然に治るお子さんもいますが、長引くことで自己肯定感が下がることもあります。
Q2. 叱ってはいけないと聞きますが、どう対応すれば?
A2. 叱るのは逆効果です。「出なかった日を一緒に喜ぶ」「朝は淡々と処理する」など、お子さんの気持ちに寄り添う対応を心がけましょう。
Q3. 学校の宿泊行事が不安です…
A3. 事前にご相談いただければ、対策や薬の使い方を含めてアドバイスいたします。タイミングに合わせて治療を開始することも可能です。
院長より
夜尿症は、「病気」ではなく、「発達の一部」として捉えることがとても大切です。
ただ、ご家庭やお子さん本人にとって大きな悩みになることが多く、周囲に相談しにくい問題でもあります。
私たち「はまかぜ小児科みなとみらい」では、夜尿についても恥ずかしさや不安を感じさせないような診療を心がけています。
「いつか治るから…」と一人で抱え込まず、まずはお話を聞かせてください。
ご家族と一緒に、お子さんの成長を見守るお手伝いができればと思っています。
