しもやけ
「手足の指が赤く腫れていて、かゆがっている」
「耳たぶや頬が赤くなって、痛いと言っている」
こうした冬場の症状でよく見られるのが「しもやけ」です。
しもやけは、医学的には「凍瘡(とうそう)」と呼ばれる皮膚の炎症反応で、特に気温の寒暖差が大きい時期に、血流の悪くなりやすい末端部分に起こりやすい疾患です。
はまかぜ小児科みなとみらいでは、お子さんの皮膚トラブルに対しても、丁寧な診察と、家庭でのケア方法のご案内を行っています。
しもやけとは?
しもやけは、寒さと血流のバランスが崩れることで、皮膚の毛細血管が炎症を起こす状態です。
特に、小さなお子さんは血管の調節機能が未熟なため、しもやけになりやすい傾向があります。
● しもやけが起こりやすい部位
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手指、足指
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耳たぶ
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鼻先
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頬
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かかとやくるぶし周り(靴の締め付けによる影響)
● 発症の好条件
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気温が5℃前後
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昼夜の温度差が大きい
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手足が冷えても、すぐには温まらない環境
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汗や濡れたままの靴・手袋
しもやけの症状
しもやけの症状には、次のような特徴があります。
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赤みや紫っぽい腫れ
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かゆみ、ヒリヒリとした痛み
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触ると冷たく、ジンジンするような感覚
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場合によっては水ぶくれやただれになることも
特に、外で遊んだあと・お風呂上がりにかゆがる場合は要注意です。
また、しもやけと「しもやけ以外の皮膚炎(アレルギー性、凍傷など)」との鑑別が必要になることもありますので、症状が強い場合や長引く場合はご相談ください。
しもやけの原因
しもやけは、以下のような条件が重なることで起こります。
| 原因 | 内容 |
|---|---|
| 寒暖差による血流障害 | 急激な温度変化で血管が収縮・拡張しすぎて炎症が起きる |
| 締め付けによる血行不良 | きつい靴や手袋、ゴムがきつい靴下など |
| 濡れたままの状態 | 汗や雪で濡れたまま外気にさらされると悪化 |
| 体質や冷えやすさ | 血管の反応が過敏な体質のお子さんに多い |
また、栄養状態や皮膚の乾燥、アトピー素因が関係している場合もあります。
しもやけの治療と家庭でのケア
多くのしもやけは、生活環境の見直しと保湿ケアで改善しますが、症状がひどい場合は医療機関での治療が必要です。
ご家庭でできるケア
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外出時は手袋・耳当て・靴下などで冷えを防ぐ
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帰宅後はぬるめのお湯で手足を温め、急激な温度変化を避ける
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患部はこすらず、やさしくタオルで拭く
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保湿剤をこまめに塗る(乾燥予防)
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局所のマッサージで血流促進も有効
当院での治療
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血流改善作用のある軟膏(ビタミンE含有)
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かゆみが強い場合には抗ヒスタミン薬
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症状が強く、潰瘍やびらんが見られる場合は、ステロイド外用薬や抗菌薬の使用も検討します
特に、他の皮膚病との鑑別が必要なケースでは、小児科での評価が重要になります。
しもやけの予防方法
しもやけを防ぐためには、体を冷やさず、血行をよくすることがポイントです。
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重ね着で調節しやすい服装
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手袋や靴下は濡れたらすぐ交換
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靴はサイズが合ったものを選ぶ
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入浴後の保湿ケアを習慣に
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適度な運動で血流促進
また、食事や睡眠など、体のバランスを整えることも大切です。
寒さが本格化する前にしっかり予防しておくと、しもやけの発症リスクを減らせます。
しもやけについてのよくある質問
Q1. 子どもでもしもやけになりますか?
A1. はい、特に乳幼児や小学生のお子さんはなりやすいです。 外でよく遊ぶ、体温調節が未熟、冷えに敏感といった理由があります。
Q2. 毎年、冬になると繰り返します。どうすれば?
A2. 体質的な影響もありますが、予防と早めのケアが大切です。 手袋や耳あて、保湿を徹底して、悪化する前に対処しましょう。
Q3. かゆみで夜に眠れないようです。薬は必要ですか?
A3. はい、かゆみ止めの外用薬や内服薬で症状を和らげることができます。 我慢させず、気になる時は早めにご相談ください。
院長より
しもやけは、軽いトラブルに見えるかもしれませんが、かゆみや痛みが強くなるとお子さんにとって大きなストレスになります。
また、無意識にかいてしまい、傷ができてしまうと感染のリスクもあります。
私たち「はまかぜ小児科みなとみらい」では、皮膚トラブルにも丁寧に対応し、薬に頼りすぎず、ご家庭でできる予防法やスキンケアのアドバイスも行っています。
