しらみ(アタマジラミ)
「子どもが頭をかゆがる…」
「学校や園で『しらみが流行っている』と言われた」
「白いフケのようなものが髪の毛についているけど、取れない…」
このような症状があると、もしかすると「アタマジラミ」が関係しているかもしれません。
しらみ=不潔というイメージを持たれがちですが、実はとても身近で、誰にでもうつる可能性がある感染症です。
はまかぜ小児科みなとみらいでは、しらみの発見から対処法、周囲への対応までトータルでサポートしています。
アタマジラミとは?
アタマジラミは、ヒトの頭皮に寄生する昆虫(体長2~4mm)で、人の血を吸って生きています。
成虫は目で確認できますが、卵は髪の毛の根元に白く固くくっつくのが特徴です。
子ども同士の頭の接触や帽子・枕の共有などで感染が広がります。
感染のピークは初夏と秋の始まり(6〜9月)ですが、最近ではエアコンの普及で冬場も感染が見られるようになっています。
アタマジラミの症状
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頭皮のかゆみ(特に後頭部・耳の後ろなど)
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掻いたところが赤くなる、かさぶたになる
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白くてフケのような卵が髪に固着している
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成虫が頭髪を動いていることも(確認は難しい)
しらみの卵は、フケやホコリとは違い、指でつまんでも簡単には取れません。
そのため、「白いものが髪についていて、取れない」といった時点で、早めにご相談いただくことをおすすめします。
アタマジラミの感染経路
以下のような日常生活の中で、しらみは簡単にうつります。
| 感染経路 | 説明 |
|---|---|
| 頭と頭の接触 | 遊んでいるとき、睡眠時の添い寝など |
| 帽子・ヘアブラシの共有 | 特に園や学校で起こりやすい |
| 寝具やタオルの共用 | 家族間感染の原因にも |
| ロッカーや棚での接触 | 洋服やカバンを密接に置くことでうつることも |
アタマジラミの診断と当院での対応
アタマジラミは、視診(見た目の観察)によってある程度診断可能です。
当院では、以下のように診察を行います。
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頭皮や髪を拡大して観察
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必要に応じて親御さんと一緒に卵や虫体を確認
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他の皮膚疾患(アトピーや頭皮湿疹など)との鑑別
また、初めてしらみと診断された保護者の方へ、丁寧に対処法をご案内していますので、心配せずご相談ください。
アタマジラミの治療
アタマジラミの治療には、専用の駆除薬と物理的なケア(すき取り)が基本です。
1. 専用のシャンプー・ローション
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市販のスミスリンシャンプー(医薬品)などが代表的
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3〜4日に1回、合計2〜3回使用
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シャンプー後にしっかりすすぎ、自然乾燥させるのがポイント
※市販薬の使用方法や回数については、医師の指導を受けたうえでの使用が安心です。
2. 卵のすき取り
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目の細かい専用くし(ニットコーム)を使って、髪についた卵を1本1本取ります
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特に後頭部や耳の後ろに多く見られます
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毎日根気よく続けることが大切です
3. 衣類・寝具のケア
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枕カバーやシーツは毎日交換・熱湯洗濯(50℃以上)
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帽子やタオルも共有せず、個別管理を徹底
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洗えないものはビニール袋に入れて2日以上密封(しらみは48時間以上生きられません)
学校・園での対応と感染予防
アタマジラミに感染しても、法律上の出席停止措置は必要ありません。
しかし、集団生活の場では早期発見・迅速な対処が何より重要です。
ご家庭での予防ポイント
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兄弟間での帽子・寝具の共用を避ける
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頭を寄せ合って遊ばないよう声かけ
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定期的に頭髪をチェック
必要があれば、園・学校への情報共有や医師による説明文の発行も対応いたします。
しらみ(アタマジラミ)についてのよくある質問
Q1. アタマジラミは不潔にしているからですか?
A1. いいえ、衛生状態とは関係なく、誰にでもうつります。 清潔にしていても感染するため、偏見を持たず冷静な対応が大切です。
Q2. くしで取れば治りますか?
A2. 卵の除去は大切ですが、成虫や孵化した幼虫を退治するには薬剤との併用が必要です。
Q3. 市販薬を使ってもよくならないのですが…
A3. 使い方や回数が不十分な場合や、薬が効きにくい個体の存在も考えられます。症状が続く場合は一度ご受診ください。
院長より
しらみは、お子さん本人も、保護者の方も「驚いてしまう感染症」のひとつかもしれません。
でも、正しい知識と冷静な対応ができれば、すぐに駆除できます。
私たち「はまかぜ小児科みなとみらい」では、しらみの診察だけでなく、その後のケアや周囲への対応方法までしっかりご説明します。
「これってしらみかな?」と感じたら、どうぞ気軽にご相談ください。
