りんご病(伝染性紅斑)
りんご病(正式名称:伝染性紅斑)は、お子さんのほっぺが「りんごのように赤くなる」ことからそう呼ばれており、主にウイルスによって引き起こされる感染症です。春から初夏にかけて流行することが多く、保育園や幼稚園、小学校などで集団感染することもあります。
ほっぺの赤みが出た頃にはすでに感染力がなくなるという特徴があり、ご家族が気づいた頃には感染のピークを過ぎていることも少なくありません。
私たち「はまかぜ小児科みなとみらい」では、こうした発疹や発熱など、ウイルス性疾患の診断と経過の見極めを丁寧に行っています。日曜診療にも対応しておりますので、週末に症状が出た場合もお気軽にご相談ください。
りんご病(伝染性紅斑)の症状について
りんご病の症状は、ウイルスに感染してから1〜2週間の潜伏期間の後に現れます。
以下のような経過をたどることが多いです。
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風邪に似た症状(発熱・頭痛・鼻水・倦怠感など)
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数日後に発熱が下がる
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頬がりんごのように赤くなる
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両腕や太もも・お腹・お尻などにレース状や網目状の発疹が出現
特徴的なのは、顔の赤みは目立つのに、本人は比較的元気なことが多いという点です。また、発疹はかゆみを伴うこともあり、数日から1週間程度で自然に消えていきます。
注意点としては、発疹が出る前の時期(風邪様症状の時期)に最も感染力が高いという点です。
りんご病(伝染性紅斑)の原因について
原因は「ヒトパルボウイルスB19」というウイルスです。
感染経路は以下の通りです。
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飛沫感染(咳やくしゃみを介して)
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接触感染(手についたウイルスが口や鼻に入る)
感染力はそれほど強くはありませんが、集団生活の場では広がりやすいため、保育園・学校での注意喚起がされることがあります。
顔の赤みや発疹が出る頃には、すでに感染力はなくなっているため、発疹が出たことで登園・登校を制限する必要は基本的にありません(ただし、園や学校の判断に従ってください)。
りんご病(伝染性紅斑)の病気の種類や経過について
りんご病はウイルスによる一過性の感染症で、多くは軽症で自然に治癒します。
ただし以下のケースでは注意が必要です。
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妊婦さんが感染すると胎児に影響が出る可能性がある
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免疫不全のある方、溶血性疾患(例:サラセミア、鎌状赤血球症など)を持つ方は重症化する恐れがある
また、稀にりんご病によって一過性の貧血(赤血球の産生が一時的に止まる)が起こることがあります。この場合、顔色が悪い、疲れやすいなどの症状が現れるため、医師の診察が必要です。
りんご病と似た症状のある疾患
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突発性発疹
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風疹
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麻疹(はしか)
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アレルギー性の発疹
発疹の形や発熱のタイミングなどから総合的に診断を行います。
りんご病(伝染性紅斑)の治療法について
特効薬やワクチンはありません。治療は基本的に対症療法となります。
治療のポイント
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発熱があれば解熱剤(アセトアミノフェンなど)を使用
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かゆみが強い場合は抗ヒスタミン薬などの処方
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十分な水分補給
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安静にして過ごす
発疹が出たあとにはもう感染力はありませんので、体調がよくなれば登園・登校は可能です。ただし、発疹の経過や体調の回復具合を見て、主治医の判断を仰ぐようにしてください。
りんご病(伝染性紅斑)についてのよくある質問
Q1. 周囲にうつりますか?
A1. はい。特に発疹が出る前の「風邪のような症状」の時期にうつる可能性が高いです。発疹が出た後は感染力はほぼありません。
Q2. 予防接種はありますか?
A2. 現在のところ、りんご病に対する予防接種はありません。日常の手洗いや咳エチケットが予防の基本です。
Q3. 妊婦さんが注意すべきと聞きましたが?
A3. はい。妊娠中に感染すると、まれに胎児に影響を与えることがあります。妊婦の方はりんご病が流行している時期には人混みを避け、感染予防に努めましょう。
Q4. 登園・登校はいつから可能ですか?
A4. 原則として、発疹が出て元気であれば登園・登校は可能とされています。ただし、園や学校の方針がある場合は従ってください。
院長より
りんご病は一見するとただの発疹に見えますが、「感染時期」と「発疹時期」がずれているため、気づかないうちに広がっていることがあります。
私たち「はまかぜ小児科みなとみらい」では、お子さんの肌の変化や微妙な症状の違いにも注意を払いながら診察し、必要な説明とアドバイスを丁寧に行っています。
「ほっぺが赤い」「発疹が出ている」など、少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください。日曜診療にも対応しておりますので、週末の急な変化にも安心してご来院いただけます。
