インフルエンザ
インフルエンザは初冬から春先にかけて毎年流行します。
高熱が出てぐったりしたり、周りのお友達にうつしてしまわないか心配になったり...。多くは自然に回復しますが、特にインフルエンザ脳症や重症肺炎などを起こす可能性もあります。
ご自宅での過ごし方や医療機関受診のタイミング等、お子さまの看病をするなかでこちら情報がご家族にとって、少しでも安心材料となれば嬉しく思います。
インフルエンザとは
インフルエンザ(流行性感冒)は、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる感染症です。
一般的な風邪(普通感冒)と比べると重症化しやすくはるかに強い身体症状が出るため、その他の風邪とは分けて考えられています。
主な症状
インフルエンザに感染すると、平均2日(1−4日)の潜伏期間を経て、急激な身体症状が現れます。
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発熱 38度以上の高熱が出ることが多い
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頭痛
- 関節痛や筋肉痛
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倦怠感(からだがだるい)
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咳や鼻水・喉の痛み
発症から5日ほどは強い症状があり、その後徐々に落ち着いてきます。
感染経路
インフルエンザの主な感染経路は以下の2つです。
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飛沫感染(咳やくしゃみによって空気中に飛んだウイルスを吸い込むことによる感染)
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接触感染(感染者が触れたつり革やドアノブなどに触れ、その手で自身の目や鼻、口に触れてウイルスを取り込む)
検査と診断
当院では迅速抗原検査キットを用いて検査を行います。
綿棒を鼻の奥に挿入しウイルスを採取する方法で、15分ほどで結果がわかります。
検査・受診のタイミング
- 発症から12時間以内
- 発熱(37.5℃以上)から数時間しか経っていない
- 寒気はあるがまだ熱が出ていない
このような段階ではウイルス量が少ないため、感度は30%まで落ちると言われています。
厚生労働省及び日本感染症学会の指針では、抗原定性検査の信頼性が最も高くなるのは発熱後12〜24時間以降とされているため、当院でも発熱から12時間以上経過してからの検査をすすめております。
一方で、インフルエンザの治療薬は発症から48時間以内に使用を開始することで症状緩和の効果が期待できます。
発熱してから12時間以上を目安に、できるだけ早めに受診してください。
ホームケア
- 安静に
なによりも大切なのは、しっかりと休息をとることです。
- 水分補給をこまめに
OS-1やポカリスエット等の経口補水液を積極的に摂取し、汗で失われる水分・糖分・塩分を補いましょう。
経口補水液を好まない場合はゼリーやスープ、味噌汁等での水分補給でも構いません。
- 食事は無理せず
全身症状が強く食欲が低下しますが、無理に食べさせる必要はありません。最も大切なのは脱水を防ぐことです。
食べられるようであれば消化に良いおかゆや雑炊・うどん・スープなどから無理せず摂取しましょう。
また、果物(みかんやりんご)からビタミンを摂取することもおすすめです。
お風呂は入ってもいいですか?
活気があり本人が入りたがっている場合には短時間の入浴やシャワーは可能です。
ただし長湯は体力を消耗します。サッと汗を流す程度にし、入浴後はすぐに髪を乾かして湯冷めしないようにしましょう。
ぐったりしている時は温かいタオルでからだを拭くだけでも十分です。
こんな時は再度受診をしてください
- 4日以上高熱が続く
37.5℃以下に下がる下がるタイミングがない
- 水分がとれない
飲んでもすぐ吐いてしまう/まったく飲めない
- おしっこが出ない
おむつが半日以上濡れていない等
- ぐったりしている
目がうつろ/ぼーっとしていて明らかにぐったりしている
登園・登校の目安
学校保健安全法施行規則第19条によりインフルエンザは「第二種感染症」に分類され「発症してから5日が経過しかつ解熱した後2日経過していること(乳幼児にあたっては3日経過していること)」と定められています。
| 対象 |
発症後 (発症した翌日が1日目) |
解熱後 (熱が下がった日を0日とする) |
| 小学生以上 | 5日を経過 |
2日を経過 (48時間以上は平熱) |
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幼児 (保育園・幼稚園) |
5日を経過 |
3日を経過 (72時間以上は平熱) |
