ウイルス性胃腸炎
お子さんが突然「おなかが痛い」「気持ち悪い」と訴えて嘔吐したり、何度も下痢をしてぐったりしている姿を見ると、ご家族としてはとても心配ですよね。
冬場を中心に流行するウイルス性胃腸炎は、赤ちゃんから大人まで幅広く感染する病気ですが、特に小さなお子さんでは脱水を起こしやすく、早めの対応が重要です。
「はまかぜ小児科みなとみらい」では、「大丈夫ですよ」の一言までが診療です。お子さんの症状や年齢に合わせたケアを、丁寧におこなっています。
ウイルス性胃腸炎とは?
ウイルス性胃腸炎とは、ウイルスによって引き起こされる急性の嘔吐や下痢を中心とした感染症です。
「おなかのかぜ」とも呼ばれ、特に秋から春にかけて流行しやすい傾向があります。
子どもに多くみられる原因ウイルスには以下のものがあります。
| ウイルス名 | 主な特徴 | 流行時期 |
|---|---|---|
| ノロウイルス | 激しい嘔吐と下痢。感染力が非常に強い | 秋〜冬 |
| ロタウイルス | 白っぽい下痢(ミルク様)、嘔吐、高熱を伴うことも。乳幼児で重症化しやすい | 晩冬〜春 |
| アデノウイルス(腸管型) | 発熱とともに長引く下痢を起こすことがある | 通年(夏も含む) |
| サポウイルス・アストロウイルス | 軽めの症状で自然に回復することが多い | 通年 |
感染力が非常に強く、家庭内や保育園・幼稚園で集団感染しやすいため、正しい予防と早めの対応が求められます。
ウイルス性胃腸炎の症状
年齢や体調によって現れ方は異なりますが、主な症状は以下のとおりです。
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突然の嘔吐(数回〜十数回)
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水っぽい下痢(ときに白っぽい便)
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腹痛(周期的に「痛い」と泣くことも)
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発熱(微熱〜高熱)
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全身のだるさ・ぐったりする
乳児では、泣き声が弱くなる、水分をとらなくなる、尿が少なくなるなど、脱水症状に注意が必要です。
また、症状が軽くなっても、ウイルスの排出は1週間〜10日ほど続くため、感染予防の配慮が必要です。
ウイルス性胃腸炎の感染経路と予防
ウイルス性胃腸炎は、主に以下のような経路で感染します。
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接触感染・・感染者の吐物や便に触れた手から口へ
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飛沫感染・・嘔吐時のしぶきが空気中に飛散して吸い込む
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食品からの感染・・加熱不十分なカキなど
感染予防のポイント
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吐物・便の処理は手袋・マスク着用で行い、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)で消毒しましょう
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感染者とタオルの共用は避ける
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おむつ替え後の手洗いは念入りに
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嘔吐物の処理にはペーパーで覆い、外から内へ拭き取るようにして消毒します
保育園などでは、症状が治まったあとでも感染力が残るため、登園のタイミングには注意が必要です。
ウイルス性胃腸炎の治療法
現在、ウイルス性胃腸炎を直接治す薬はありません。
そのため、対症療法(症状を軽くし、脱水を防ぐ治療)が中心となります。
1. 脱水予防(最重要)
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こまめな水分補給(少量ずつ、頻回に)
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経口補水液(OS-1など)
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湯ざましやイオン飲料(薄める場合も)
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嘔吐が落ち着いたら、少しずつ食事を再開
2. 嘔吐や下痢への対応
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無理に止めず、体からウイルスを出すことが大切です
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吐き気が強い場合は、吐き気止めの座薬や内服薬を使うこともあります
3. 乳幼児や高熱・ぐったりしている場合
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点滴が必要になるケースもあります
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ぐったりして水分がとれない、尿が出ない場合は、早めの受診をおすすめします
当院では、必要に応じて吐き気止めや整腸剤を処方したり、水分摂取のアドバイスも個別に行っています。
ウイルス性胃腸炎についてのよくある質問
Q1. いつ登園(登校)できますか?
A1. 嘔吐や下痢が完全におさまり、食欲と元気が戻ってからが基本です。園によっては医師の登園許可書が必要な場合もありますのでご相談ください。
Q2. 下痢が続いていますが、薬で止めた方がいいですか?
A2. ウイルスを体の外に出す意味もあるので、基本的に下痢止めは使いません。長引く場合や体力が落ちている場合は医師と相談して対応を検討します。
Q3. 家族にうつらないようにするには?
A3. おむつ替え後の手洗い、共有タオルの使用を避ける、吐物処理時の消毒など、丁寧な衛生対策が重要です。特に乳児がいるご家庭は注意が必要です。
院長より
お子さんが突然吐いたり、下痢が続いたりすると、本当に心配になりますよね。
ウイルス性胃腸炎は、時間が経てば自然に良くなる病気ではありますが、小さなお子さんでは脱水が命にかかわることもあるため、早めの判断がとても大切です。
「はまかぜ小児科みなとみらい」では、週末も診療しており、急な症状にも柔軟に対応できる体制を整えています。
みなとみらい駅から徒歩1分という立地も、急な体調変化のときには心強いと思います。
お子さんの嘔吐や下痢が気になったら、「様子見でいいのかな?」と悩む前に、どうぞお気軽にご相談ください。
