メニュー

乳糖不耐性下痢症

乳糖不耐性下痢症(にゅうとうふたいせいげりしょう)は、乳製品に含まれる「乳糖(ラクトース)」をうまく分解・吸収できないことで、下痢などの消化器症状を引き起こす状態です。赤ちゃんから大人まで見られますが、特に乳児や幼児期に目立ちやすい特徴があります。

「ミルクを飲むとお腹がゴロゴロする」「下痢が続くけれど熱はない」といった訴えがあるとき、この乳糖不耐性の可能性があります。

私たち「はまかぜ小児科みなとみらい」では、小児の下痢に詳しい小児科専門医が、食事や生活の中に潜む要因も含めて丁寧に診察いたします。乳糖不耐性は決して珍しいものではなく、適切な対応で改善を図れる疾患です。日曜診療や駅近の便利な立地で、急な症状にも安心してご相談いただけます。

乳糖不耐性下痢症の症状について

乳糖不耐性下痢症では、乳糖を含む食べ物や飲み物を摂取した後に、以下のような症状が見られます。

  • 水様性の下痢(酸っぱいにおいがすることも)

  • お腹がゴロゴロ鳴る(腸の動きが活発になるため)

  • 腹痛や腹部の張り(膨満感)

  • ガス(おなら)が増える

  • 授乳やミルク後の不快感、機嫌の悪さ(乳児の場合)

これらの症状は、乳糖を摂取した数時間以内に出ることが多いのが特徴です。とくにミルクを飲んだあとに下痢を繰り返す赤ちゃんや、風邪などの胃腸炎のあとに下痢が長引くケースでは、後天的に乳糖不耐性が一時的に起きている可能性があります。

乳糖不耐性下痢症の原因について

乳糖不耐性は、主に以下のような要因で起こります。

先天的な原因

  • 生まれつき乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が少ない・欠損しているタイプ(極めてまれ)

後天的な原因(小児で多い)

  • 胃腸炎(特にロタウイルスなど)の後に腸粘膜がダメージを受け、ラクターゼ活性が一時的に低下

  • 長引く下痢によってラクターゼが減少

  • 加齢に伴ってラクターゼが自然に減る(成人型)

食習慣や体質

  • アジア人に多く、日本人の多くは成長とともに乳糖不耐性になる傾向があります

小さなお子さんでは、胃腸炎が治ったあとに「治ったと思ったらまた下痢が再発した」というケースで見つかることがよくあります。

乳糖不耐性下痢症の病気の種類について

乳糖不耐性は以下のように分類されます。

種類 特徴
先天性乳糖不耐症 生まれつき乳糖を分解できず、新生児期から強い下痢。非常に稀。
発達性乳糖不耐症 幼児~学童期に自然とラクターゼ活性が低下。日本人に多い。
二次性乳糖不耐症 胃腸炎や下痢などの腸のダメージにより、一時的に乳糖を分解できなくなる。乳児に多くみられる。

小児科外来でよく遭遇するのは「二次性乳糖不耐症」です。風邪や胃腸炎のあとに下痢が長引いた場合は、このタイプが疑われます。

乳糖不耐性下痢症の治療法について

基本は乳糖の摂取を一時的に制限することが中心になります。

1. 乳糖の制限

  • ミルクの場合:乳糖除去ミルク(低乳糖・無乳糖)に切り替える(ソイミルクなど)

  • 離乳食や幼児食:牛乳、ヨーグルト、チーズなどの摂取を一時的に控える

2. 整腸剤の使用

  • ラクトミンやビフィズス菌などの整腸剤を処方することで腸内環境の改善を促進

3. 徐々に元の食事へ

  • 症状が落ち着いてきたら、少量ずつ乳製品を再開し、耐性を確認します

  • 一時的なものであれば、数日〜数週間で自然とラクターゼ活性が回復します

4. 栄養管理

  • ミルクを控えている間も、カルシウムや栄養が不足しないような配慮が必要です。代替食品などもご案内します。

受診の目安

  • ミルクや乳製品で下痢を繰り返す

  • 下痢が長引いて体重が増えない

  • お腹が張って機嫌が悪い

こういった場合には、一度医師の診察を受けて、乳糖不耐性の可能性を確認することをおすすめします。

乳糖不耐性下痢症についてのよくある質問

Q1. 乳糖不耐症は一生続きますか?
A1. 一時的な「二次性乳糖不耐症」の場合は、腸の状態が回復すれば自然に治ることが多いです。成長に伴って耐性がついてくることもあります。

Q2. 牛乳以外なら大丈夫ですか?
A2. 牛乳に限らず、乳糖を含む食品(ヨーグルト、アイスクリームなど)でも症状が出ることがあります。商品表示を確認し、必要に応じて控えましょう。

Q3. アレルギーとどう違うの?
A3. アレルギーは免疫反応によるもので、湿疹や喘鳴(ぜんめい)などを伴うことがあります。一方、乳糖不耐症は消化酵素の不足による消化不良で、主にお腹の症状が出ます。

Q4. 予防はできますか?
A4. 感染性胃腸炎の予防が、間接的な予防になります。風邪や胃腸炎の回復期には、無理に乳製品を与えないことが大切です。

院長より

乳糖不耐性下痢症は、お子さんの下痢がなかなか治らないときに、見逃されがちな原因のひとつです。

私たち「はまかぜ小児科みなとみらい」では、お子さんの食事の内容や体調の変化までしっかりヒアリングし、日常生活に無理なく取り入れられる対応策を一緒に考えていきます。

ミルクの種類変更や離乳食の相談なども含め、ご家族が安心して対応できるよう丁寧にサポートいたします。みなとみらい駅から徒歩1分、土曜午後や日曜も診療しておりますので、平日お忙しいご家庭でも安心してご相談いただけます。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME