急性副鼻腔炎
急性副鼻腔炎(きゅうせいふくびくうえん)は、風邪を引いたあとに鼻の奥にある副鼻腔(ふくびくう)という空洞に炎症が起こる病気で、一般的には「蓄膿症(ちくのうしょう)」とも呼ばれることがあります。
小児では鼻水や咳が長引く原因のひとつとして、よく見られる病気です。
私たち「はまかぜ小児科みなとみらい」では、風邪が長引くお子さんに対して副鼻腔炎を疑い、耳・鼻・喉を丁寧に診察しています。必要に応じて耳鼻科との連携もスムーズに行える体制を整えております。
急性副鼻腔炎の症状について
急性副鼻腔炎は、風邪をひいてから5〜7日以上経っても症状が改善しない場合や、いったん良くなったのに再び悪化した場合に疑います。
よく見られる症状
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黄色や緑色の濃い鼻水が続く
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鼻がつまって口呼吸になっている
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鼻水が喉に流れ、咳や痰が出る
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夜や朝方の咳が長引く(後鼻漏の影響)
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顔の違和感や軽い頭痛(前頭部、頬のあたり)
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微熱が続く
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においがわかりにくくなる(嗅覚低下)
特に小さなお子さんの場合、症状をうまく伝えられず、咳や鼻づまり、機嫌の悪さが続くことで気づくことが多いです。
また、夜間や横になると咳が悪化する場合、鼻水が喉に落ちている「後鼻漏(こうびろう)」が原因になっている可能性があります。
急性副鼻腔炎の原因について
急性副鼻腔炎の多くは、風邪などのウイルス感染をきっかけに、鼻の奥の副鼻腔に炎症が広がることで起こります。
鼻の粘膜が腫れることで、副鼻腔の中に膿や分泌物がたまり、排出されにくくなるため、炎症が長引いてしまいます。
主な原因
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風邪をきっかけにした細菌感染の二次感染
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鼻炎やアレルギーによる鼻づまり
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副鼻腔の構造的な問題(狭さなど)
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免疫力の低下
原因となる細菌には、肺炎球菌、インフルエンザ菌、モラクセラ菌などがあり、これらは通常鼻の中に存在している常在菌ですが、炎症によって増殖すると副鼻腔炎を引き起こします。
急性副鼻腔炎の病気の種類について
副鼻腔炎には、急性と慢性がありますが、小児で多いのは急性副鼻腔炎です。
ただし、繰り返したり3か月以上症状が続く場合には慢性副鼻腔炎へと移行することもあります。
副鼻腔炎の分類
| 分類 | 特徴 | 対応 |
|---|---|---|
| 急性副鼻腔炎 | 風邪後に発症、4週間以内に治癒 | 薬物療法と経過観察 |
| 遷延性副鼻腔炎 | 4〜12週間続くが、治癒する可能性あり | 専門的な治療の検討 |
| 慢性副鼻腔炎 | 12週間以上持続 | 耳鼻科専門医での継続治療 |
当院では、風邪が長引いているお子さんに対して、必要に応じて副鼻腔炎の可能性をしっかりと評価し、早めの対応を行っています。
急性副鼻腔炎の治療法について
治療は、炎症を抑えて膿を排出させることが基本です。症状の程度に応じて、抗菌薬や鼻の処置薬などを使い分けます。
主な治療内容
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抗菌薬(アモキシシリン、クラリスロマイシンなど)
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去痰薬(たんを出しやすくする)
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抗ヒスタミン薬(アレルギー症状がある場合)
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鼻洗浄・鼻吸引
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必要に応じて点鼻薬(炎症を抑える)
特に小さいお子さんでは、自分で鼻をかめないことが多いため、鼻吸引器の使用や当院での吸引処置が有効です。
自宅でできるケア
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鼻水が出るときはこまめに拭き取る、または吸引する
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湿度を保ち、部屋を乾燥させない
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頭を少し高くして寝かせると、後鼻漏による咳が減りやすい
当院では、保護者の方にもわかりやすくお子さんの状態をお伝えし、ご家庭でのケアについても丁寧にサポートいたします。
急性副鼻腔炎についてのよくある質問
Q1. 鼻水がずっと出ていますが、様子を見ていいですか?
A1. 風邪の初期であれば様子を見ることもありますが、5日以上濃い鼻水が続く場合は副鼻腔炎の可能性があるため受診をおすすめします。
Q2. 抗生物質を使う必要がありますか?
A2. 全てのケースで使うわけではありません。自然に改善する場合もありますが、膿がたまっていると判断した場合は、細菌感染として抗菌薬を使用します。
Q3. 咳が長引いています。風邪とは違うのでしょうか?
A3. 咳が2週間以上続く場合、副鼻腔炎による後鼻漏が原因になっていることがあります。咳だけ長引くときも、副鼻腔炎を疑って診察します。
Q4. 耳にも影響はありますか?
A4. はい、鼻と耳はつながっているため、副鼻腔炎が進行すると中耳炎を併発することがあります。鼻の症状が長引く場合は、耳のチェックも行います。
院長より
急性副鼻腔炎は、風邪のあとの鼻水や咳が長引いているお子さんにとても多い病気です。治療が遅れると、中耳炎や慢性化につながることもあるため、「ただの風邪」と思わずに、少しでも気になる症状があればご相談ください。
私たち「はまかぜ小児科みなとみらい」では、小児科専門医が鼻の症状もしっかり診察し、必要に応じて耳鼻科と連携した治療体制も整えています。
駅から徒歩1分、土曜午後や日曜も診療していますので、急な症状や週末の不調にも対応可能です。
