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細菌性胃腸炎

細菌性胃腸炎は、特に夏場に多くみられ、その多くは食品を通じて感染します。

予防のためには調理や保存の際の衛生管理がとても重要になります。

しっかりと食品に火を通すことや、生肉を扱う器具と過熱後の食品を扱う器具をきちんと分けることが求められます。また、調理後の食品を常温で長時間放置せず、できるだけ早く冷蔵保存することなども重要です。

細菌性胃腸炎の主な症状

細菌性胃腸炎の症状は主に以下のようなものがあります。

  • 嘔吐や吐き気

  • 下痢

  • 腹痛

吐き気による食欲不振や発熱を伴うこともあります。

症状は通常1週間以内に治まることが多いですが、脱水を起こしやすい乳幼児では特に早めの対応が必要です

細菌性胃腸炎の原因について

細菌性胃腸炎の原因菌はさまざまですが、食べ物・水・手指などを介して口に入ることで感染します。

よく見られる原因菌

原因菌 主な感染源 特徴
サルモネラ 生卵・加熱不足の肉類 発熱・下痢・嘔吐が長く続くことも
カンピロバクター 鶏肉(特に生や半生) 少量の菌でも感染、発熱・下痢・血便など
病原性大腸菌(O157など) 生野菜・肉・水 血便や溶血性尿毒症症候群(HUS)のリスク
黄色ブドウ球菌 弁当など室温保存された食品 毒素による急な嘔吐
腸炎ビブリオ 生魚・刺身など 夏に多く、激しい腹痛が特徴

細菌性胃腸炎の病気の種類について

細菌性胃腸炎には、感染経路や症状によりいくつかの分類があります。

感染経路による分類

  • 経口感染型(食べ物・水)
     例:サルモネラ、カンピロバクター、大腸菌など

  • 毒素型(細菌が作り出す毒素による)
     例:黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌など

  • 接触感染型(菌が付着した手や物から)
     例:ノロウイルスなどとの混合感染も

細菌性胃腸炎の治療法について

治療は、脱水の予防と対症療法が基本となります。
一部の細菌感染では、抗菌薬(抗生物質)が必要となることもありますが、すべてのケースで使用するわけではありません。

当院での治療アプローチ

  • 経口補水療法(ORS)
     ・水分補給を第一に
     ・こまめに少量ずつ摂取
     ・母乳やイオン飲料も活用

  • 整腸剤の処方
     ・乳酸菌など腸内環境を整える薬

  • 必要に応じて抗菌薬
     ・カンピロバクター、サルモネラ、大腸菌(ただし使用に慎重を要することも)

  • 解熱剤・吐き気止め(症状に応じて)

  • 脱水が進んでいる場合は点滴治療を考慮

※抗菌薬は、菌の種類や重症度によって適応が異なるため、便の検査(便培養)を行って判断することがあります。

細菌性胃腸炎についてのよくある質問

Q1. 子どもの下痢が止まりません。細菌性かどうかはどう判断しますか?
A1. ウイルス性よりも発熱・血便・腹痛が強いことが多く、便の検査や問診で判断します。気になるときは早めに受診をおすすめします。

Q2. 学校や保育園はいつから行けますか?
A2. 発熱や下痢・嘔吐が治まり、食事がとれるようになれば登園・登校可能ですが、便中に菌が出ている期間は感染リスクがあるため、医師の判断に従ってください。

Q3. 食事はいつから再開していいですか?
A3. 嘔吐や下痢が落ち着いたら、おかゆやうどんなど消化のよい食事から徐々に再開しましょう。無理に食べさせる必要はありません。

Q4. 家族への感染を防ぐには?
A4. 手洗いを徹底し、トイレやおむつ処理後はアルコールでなく次亜塩素酸系の消毒液を使用すると効果的です。タオルや食器の共用は避けましょう。

院長より

細菌性胃腸炎は、見た目はただの風邪のように見えても、重い脱水や血便などにつながることがあるため、注意が必要な病気です。

特に、小さなお子さんは症状をうまく伝えられないため、いつもより元気がない・水分がとれないなどのサインを見逃さないようにしてください。

私たち「はまかぜ小児科みなとみらい」では、急な下痢や嘔吐、発熱時にすぐにご相談いただける体制を整えており、必要に応じて便検査や治療方針をご案内しています。
土曜・日曜も診療していますので、休日の症状でも安心してご来院ください。

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