黄疸
黄疸(おうだん)とは、皮膚や白目(眼球結膜)が黄色くなる症状のことを指します。特に新生児期に多く見られ、生理的なものから病的なものまで原因はさまざまです。
「はまかぜ小児科みなとみらい」では、新生児から乳幼児までの黄疸について、丁寧な診察と必要な検査を行い、経過観察や治療の必要性を判断しています。
「うちの子、顔が黄色い気がする」「母乳育児だけど大丈夫?」といった不安を感じたら、どうぞ早めにご相談ください。
黄疸の原因
黄疸は、血液中の「ビリルビン」という黄色い色素が増えることで、皮膚や目の白目が黄色く見える現象です。
このビリルビンは赤血球が壊れたときにできる物質で、通常は肝臓で処理されて体外に排出されます。
新生児期の主な黄疸の原因
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生理的黄疸(多くの赤ちゃんに見られる)
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母乳性黄疸(母乳中の成分の影響でビリルビンの排出が遅れる)
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母乳黄疸(授乳量が少なく、ビリルビン排泄が進まない)
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血液型不適合(ABO不適合、Rh不適合)
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新生児肝炎・胆道閉鎖症などの肝・胆道の病気
黄疸は新生児期だけでなく、乳児期・幼児期でも肝機能異常などによって出現することがあります。
黄疸によって引き起こされる病気や影響
黄疸そのものは症状ではありますが、背後にある病気や、ビリルビン値の高さによっては深刻な影響を及ぼす可能性もあります。
生理的な範囲であれば心配不要ですが、以下のような状態では注意が必要です
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生後24時間以内に出現する黄疸
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黄疸の広がりが急速
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手足まで黄色く見える
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元気がない、哺乳力が弱い、体重増加が悪い
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便の色が白っぽい(胆道閉鎖症の可能性)
特に「核黄疸」と呼ばれる状態では、高ビリルビン血症が脳に悪影響を与えることがあり、早期の対応が不可欠です。
黄疸の処置や治療法
当院では、問診・視診に加えて、ビリルビン値の測定(経皮または血液検査)を行い、重症度や経過を確認します。
黄疸の評価と検査
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経皮ビリルビン測定(皮膚にあてるだけの簡易測定)
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血中ビリルビン濃度の測定(必要に応じて)
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肝機能や血液型の確認
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便の色チェック(母子手帳に貼る便色カードで確認)
主な治療法
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生理的黄疸や母乳性黄疸・・経過観察が中心
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ビリルビン値が高い場合・・光線療法(青い特殊な光を使う)
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重度の貧血や溶血性黄疸・・交換輸血などの専門的治療が必要なことも
多くの黄疸は自然に軽快していきますが、「念のための確認」がとても大切です。
黄疸についてのよくある質問
Q1. 赤ちゃんの顔が黄色い気がします。すぐに病院へ行くべきですか?
A1. 生後2〜3日目からの黄色みで元気にしていれば多くは生理的黄疸ですが、念のため一度ご相談ください。特に手足まで黄色い、便が白っぽい場合は注意が必要です。
Q2. 母乳をやめたほうがいいの?
A2. いいえ、ほとんどの場合、母乳育児は続けて大丈夫です。ただし、母乳性黄疸や哺乳不足が疑われる場合は、授乳量や体重のチェックが必要です。
Q3. 黄疸が強いと脳に影響があるって本当?
A3. はい、「核黄疸」という状態では脳にダメージが及ぶことがありますが、早期に光線療法などを行えば予防可能です。
Q4. 黄疸が続いているように感じます。何日まで様子を見ても大丈夫?
A4. 生理的黄疸は生後7〜10日程度で自然に消えることが多いです。それ以降も続く場合や、1か月を超える場合は病的黄疸の可能性があるため、必ずご相談ください。
院長より
赤ちゃんの肌が黄色っぽく見えると、どうしても心配になりますよね。
でも、黄疸は赤ちゃんによくある生理的な変化でもあり、多くは自然に改善していきます。
私たち「はまかぜ小児科みなとみらい」では、黄疸の状態を丁寧に評価し、ご家族の不安に寄り添った説明と対応を心がけています。
「念のために診てもらいたい」そんなお気持ちだけでも、どうぞ遠慮なくご来院ください。
